お金の管理ができる子になる、おこづかい帳のつけさせ方
あきのズボラ家計簿 番外編②
◆ちょっぴり工夫したおこづかい帳の作り方
1.おこづかいの額を決める
おこづかい帳を始める前に決めるのは、おこづかいの金額です。
おこづかいは、何歳で一体いくらが適正なのだろうかと思いますよね。
金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(2015年度調査)によると、1か月の子どものおこづかいは、小学生は500円(月に1回もらう場合)、中学生1,000円、高校生5,000円が最頻値(最も多く回答された値)となっています。
しかし、月に500円、1000円、5000円と、決まった金額を月に一度与えても、実際には、その金額で子供に関わる全ての支出はまかなえず、子どもは「自分の趣味費」「友達との交際費」だけにお金を使い、その他「ノートなどの学用品」「衣服」などの支出は、結局「親もち」ということになりがちです。
私は、子どもがこづかいでやりくりする範囲が「自分の趣味費」「友達との交際費」だけで、それ以外は「親もち」というスタイルでは、子どもに「お金の使い方」を教えるのは難しいと考えています。
そこでオススメしたいのが、「趣味費」「交際費」にプラスして「衣服費」までをこづかいとする方法です。
したがって、おこづかいの金額は、「自分の趣味費」「友達との交際費」「衣服費」を含めた金額とします。目安としては、小学校の高学年で月2,3000円程度で充分です。
2.おこづかい帳を用意する
用意するおこづかい帳は何でもOK。かわいいキャラクターがついていても、大きくても小さくても、自分で罫線を引くタイプでも、あらかじめ罫線の引いてある市販のおこづかい帳でもかまいません。子どもの好みに合わせて用意します。